競馬

京都記念はどのようなローテーションの位置に組み込まれているのか。それは大きく以下の3つに分けることができる。

  • JCや有馬記念といったGⅠの後、短期放牧空けで天皇賞春の前哨戦である阪神大賞典へのステップとして使われるパターン
  • 日経新春杯またはAJCCへ出馬したものの勝てずに重賞制覇を目指して来るパターン
  • 条件戦の勝利で勢いに乗って使われるパターン
阪神大賞典へのパターンはハンデを見込まれる日経新春杯をわざわざ回避してくるのだから実力馬が多い(ナリタトップロードテイエムオペラオー等)。一方、日経新春杯及びAJCCから来るパターンでは前走の負け馬、しかも掲示板以下が出走するの場合が多いので成績が悪い。条件戦からのパターンでは大概が重賞の壁にぶち当たっている。
今回有馬記念から直行なのはファストタテヤマ、お世辞にも実力馬とは言えない馬である。一方日経新春杯AJCCから来るのは両方の勝ち馬を含め、上位の馬が多い。条件上がりでは昨春クラシック候補と謳われ、菊花賞でも十分実力を見せたマッキーマックスが出走する。
つまり、今年の京都記念は何が来てもおかしくないレースと言えるだろう。こういったレースは無闇に金額を多く賭けるのではなく、様子見程度にするのが勝つ馬券の買い方だが、追い続けているタガノマイバッハ、安田先生の乗っているファストタテヤマが出走する以上、この2頭を含む3連複ボックスくらいは買っておきたいと思う。